父子叙情   10

作品ナンバー  0−11

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美しき脚入りみだれ新しき雪踏みてゆく吾のめぐりを

雪の夜に子らの指吸う音きけばながき異郷の想いこそすれ

夜の雪踏めばさやかにきしむ音明日もまた清潔に生きてゆくべし

岡本 嘉一郎 (大正五年ー平成十一年)

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