初恋
7
シリーズ
恋初めるころ 夏
私は時々自分を”後れてやって来た川上澄生”だと思うことが
あります。私は彼の版画に魅せられてこの道に入りました。
川上澄生は木版画を愛し、詩を愛した人でした。
私もそうです。
私はまた後れてやって来る”私”のことを考えます。その私に
よく似た少年はもう生まれているのでしょうか。とにかく私は
その”私”にバトンを渡す為にも頑張りましょう。それが芸術の
世界の輪廻だと信じるから。、
作品ナンバー
10−02
後れ来る 吾によく似た少年は
見るや吾の夢のその先