初恋

シリーズ

恋初めるころ    夏

私は時々自分を”後れてやって来た川上澄生”だと思うことが

あります。私は彼の版画に魅せられてこの道に入りました。

川上澄生は木版画を愛し、詩を愛した人でした。

私もそうです。

私はまた後れてやって来る”私”のことを考えます。その私に

よく似た少年はもう生まれているのでしょうか。とにかく私は

その”私”にバトンを渡す為にも頑張りましょう。それが芸術の

世界の輪廻だと信じるから。、

作品ナンバー

10−02

後れ来る 吾によく似た少年は

見るや吾の夢のその先

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