新作  6

兵馬俑  二千年の孤独 2

十代から二十代の中頃までは、幾つか

の自画像も含めて男性の版画もだいぶ

創りました。しかし、ここ三十年はピエロ

と子供を除いて、男を描いたことは無か

ったのです。

中国で兵馬俑の数々を目にした時、久

し振りに男を描いてみたくなりました。

男の孤独、悲しみ、誠、そういった物を

版画で表現できればと思っています。

女より、男の方が余程誠実なのではな
いか

最近はそんな気も少しし始めています。

作品ナンバー  11−03

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