シリーズ

化石

作品ナンバー

8−18

その昔、母が大切にしていた琥珀のブローチを、一つ駄目にした事があります。中に見えた菊の花の

様なきらきらとした物を取り出したくて、ナイフで削ってしまったのです。勿論中には何もありません。

そう言えばビー玉の中の色模様を取り出したくて、割ってみた事もありました。私の化石コレクションの

中にこの絵と同じ妖精の入った物があります。私が作った偽物ですが、それを見た子供たちは

皆びっくりします。

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