初恋

シリーズ

誰が踏みそめし

作品の題名は島崎藤村の詩「初恋」よりとり

ました。

林檎畠の樹の下に

おのづからなる細道は

誰が踏みそめしかたみぞと

問ひたまふこそこひしけれ

私は版木を彫るときに、この詩をよく口ずさみ

ます。版の中の少女に生命が宿り、生きるが

如く彫りあがれとの願いを込めて。

作品ナンバー  

9−19

愛一瞬 故 君に請う今はただ 狂い狂いて 狂い狂うを

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