初恋

シリーズ

18

去年の浜辺に

作品ナンバー  9−25

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君ゆえにかくも無力か本来の吾は狼無頼なりしに

愛に似せたもの、愛を騙るもの、

愛に至らぬもの。今思うとそんな物を

愛と信じようとしてきた私でした。

愛と思い込みたいあなたでもありました。

真実の愛は青い薔薇の様なもの。

人の心の中にしかありません。

昔観た印度映画の「虎男」はそれでも

命を懸けてその薔薇を求め死にました。