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陽炎の丘で
カザフスタン
夏の一日、車を雇って妻と村々を巡りました。ドライバーはロシア語しか話せません。道端で子供
たちの売るメロンでのどの渇きを癒しながら、車は軽く40度を超える荒地を行きます。
途中車は何度か見知らぬ家の前で止まり、ドライバーはなかの人たちを大声で呼びます。
どうやら遠くから来た珍しい客を友人や親戚たちに見せているようなのです。
取材も終わりホテルに戻る途中、今度は彼の家に連れて行かれました。村の人々が次々に
訪れ大勢の村人に囲まれての食事。お礼の気持ちを相手に伝えられず少し悲しくなりました。
作品ナンバー
9−02
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